NTP機能
NTP(Network Time Protocol)は、システムクロックの時刻補正・同期機能です。外部のタイムサーバに同期することでシステムクロックを補正します。タイムサーバを使用しない場合は、手動で時刻を設定することも可能です。SYSLOG機能と併用することで、出力ログにあるイベントの発生時刻(他機器との相関関係)が正確に把握でき、システムの管理レベルを向上できます。

- 1.NTPサーバに時刻を確認し、システムクロックを時刻補正
- 2.端末(ネットワーク機器)がデータ送信を開始(端末接続ポートは、通信を遮断した状態)
- 3.ST13116Mが端末からのデータを受信し、その送信元MACアドレスをユーザ名、ユーザパスワードとしたRADIUSアクセス要求フレームを生成し、RADIUSサーバへ送信
- 4.RADIUSサーバがユーザ登録情報を基に認証の拒否と成功を判断
- 5.送信元MACアドレスが登録されていないので、RADIUSアクセス拒否フレームを返信
- 6.RADIUSアクセス拒否フレームを受け、端末接続ポートは、開かれることなく遮断状態
- 7.認証に失敗したことをSYSLOGサーバに通知(SYSLOGサーバで記録され、不正アクセスの発生状況が確認可能)
SYSLOGサーバに記録されている情報のタイムスタンプ(時間情報)が正確となり、不正アクセスや装置異常の発生状況を正確に把握可能